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【住友林業】盛土と設計GLの件でトラブルが発生しました…

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今回は、盛土と設計GLで発生したトラブルについて記事にしていきたいと思います。

前回の記事はこちらからどうぞ!

盛土と設計GLでのトラブル

以前、建物周りの盛土がおかしな状態になっていることについて記事にしました。

今回はこのトラブルについて住友林業さん側と打ち合わせを行ったので、打ち合わせの内容を記事にしていきます。

しじみ
しじみ

トラブルの詳細をお話していきます…

今回のトラブルの原因

今回のトラブルの原因は「盛土」「設計GL」です。

盛土(もりど)とは
  • 地盤に土を盛り、固めて、地盤の低い部分の高さを上げること
設計GL(設計グランドレベル、設計グランドライン)とは
  • 敷地内に建物を建てる時に基準となる地盤の高さのこと
  • BM(ベンチマーク)の高さを基準にし、「BM+〇〇」などと表記される

工事開始6週目に現場を見に行くと、建物の周囲1mほどしか盛土がされていない状態になっているのを発見しました。

明らかに不自然な状態の盛土
明らかに不自然な状態の盛土

「この状態はおかしいのでは…?」と思ったので、生産担当さんに確認しました。

すると生産担当さんからの回答は、

「大規模な外構工事をしない場合は、建物の周囲1m部分だけに盛土をする」

との回答がありました。

そんな話は、今まで一度も聞いたことがありませんでした。

一度打ち合わせをして状況を住友林業さん側と話し合いたいと思ったので、打ち合わせをお願いしました。

しじみ妻
しじみ妻

なんでこんな状態になるの…?

Zoomで打ち合わせ

平日の夜、Zoomにて打ち合わせを行いました。

打ち合わせには、しじみ夫婦、営業さん、設計士さん、外構担当さん、生産担当さんが同席しました。

打ち合わせがスタートし、設計士さんから今回のトラブルについての謝罪と今後についての提案がありました。


設計士さん
設計士さん

この度はご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません

設計士さん
設計士さん

社内協議した結果ですが、盛土の範囲を1m増やすという案はいかがでしょうか?


しじみ夫婦としては「えっ…?」というのが正直な感想です。

私たちの家の設計GLはBM+250です。

普通は設計GLが建築後の地盤の高さとなるわけですから、土地全体がその地盤の高さになると考えるのが妥当だと思います。

もし仮に建物の周囲1mしか盛土出来ないのであれば、施主側に事前に話しておくべき内容だと思います。

しかもこの件は、こちらから指摘があったため判明しました。

ということは、

「こちらが指摘していなければ、このまま引渡しをするつもりだった」

ということだと思います。

本来であれば、設計段階や外構工事の打ち合わせ段階で伝えておくべき内容だと思います。

また玄関のスロープについては、「妻の祖母が車椅子でも家に入れるようにするため」に工事をお願いしていました。

このことを理解していたのであれば、盛土の段差が車椅子の移動時に障害となることはすぐに分かるはずです。

このままの引渡しを住友林業さん側が想定していたと考えると、正直ガッカリしました。

そして今回の提案内容ですが「盛土の範囲を1mだけ増やす=土地全体の盛土はしない」ということです。

現段階ではこちら側に非があると思っていないので、この提案内容にも納得は出来ませんでした。

その打ち合わせでは良い解決策が出なかったので、これで打ち合わせは終了となりました。

しじみ
しじみ

どうしてこの段階でまたトラブルが発生するんでしょう…

父にこのトラブルを相談した

打ち合わせの翌日、自分たちではどうしたらいいか分からなくなってきたので、設計の仕事をしている父に相談してみることにしました。

父の意見としては

  • 建物の周囲1mにだけしか盛土をしないのは、普通はありえない
  • 設計GLよりも現況GLが低いのであれば、当然盛土の費用も込みでの見積り金額になっていなければおかしい
  • そもそも建築中の段階で判明するようなことではなく、設計段階で分かる内容のはず
  • 事前に分かる内容を施主側からの指摘で今頃話すのはどうかと思う
  • 仮に盛土をした場合、隣地への影響がないように土留めが必要になる
  • 隣地の方とのトラブルを避けるため、外構工事着工前に隣地の方へ許可をもらっておく必要がある

ざっくりとまとめるとこんな感じです。

父も私たちと同様の考えで、この状態はどう考えてもおかしいと言っていました。

父は40年近く設計の仕事をしているので、間違ったことは言っていないと思います。

このトラブルについて相談した結果、父も次回の打ち合わせに参加してくれることになりました。

しじみ
しじみ

父が頼もしい存在すぎる…!

後日、住友林業とLINEでやり取り

父への相談後、改めて着工合意に関する資料を夫婦2人で確認しました。

すると、配置図の図面に土地の断面図の記載がありました。

着工合意書の中にある配置図に記載されているX-X’断面図
着工合意書の中にある配置図に記載されているY-Y’断面図
しじみ妻
しじみ妻

え、どう見ても盛土が計画されていると思うんですけど…?

この図面を見る限り、誰がどう見ても盛土される想定の断面図です。

「やはり盛土をするはずではないのか!?」と思ったので、LINEで連絡をしました。


しじみ
しじみ

配置図の断面図を確認する限り、盛土がされているように見えるのですが…

しじみ
しじみ

盛土をするならば、
境界部分についても住友林業さん側で対応していただくのが妥当ではないのでしょうか?

設計士さん
設計士さん

まだ住友林業としての回答は出ていないので、私個人の意見を述べさせていただきます

設計士さん
設計士さん

まず図面がそのようになっており、誤解を招いた点については申し訳ございません

設計士さん
設計士さん

仮に図面通りに施工するとなった場合、
図面には盛土だけの記載のため土留めの対応はしないことになります

設計士さん
設計士さん

お引渡し後、しじみ様の方で境界部分の工事をしていただく必要があります


え、境界部分の工事はこっちで対応…?

盛土するなら境界の工事も含んでると思うんですけど…。

納得のいく回答ではなかったので、更に返信をしました。


しじみ
しじみ

確かに土留めの記載はありませんが、
盛土をするならその対応も普通は含まれるのではないでしょうか?

しじみ
しじみ

仮にその対応が難しいのであれば、
その点については事前に施主側に話をしておくべき必要があると思います

しじみ
しじみ

今後の住友林業さん側の回答の内容に納得できない場合は、
父も交えて打ち合わせをさせていただきます

設計士さん
設計士さん

言葉足らずでしたら申し訳ございません。
設計段階では盛土を行う予定はありませんでした

設計士さん
設計士さん

隣地の方への影響については、設計GLの打ち合わせの際にお話したつもりでした

設計士さん
設計士さん

ご納得いただけるようにお話できておらず、認識違いとなり申し訳ございません


どうやら計画当初から盛土を行う予定ではなかったようです…。

なので境界の土留めについても考慮していない、というのが設計士さんの言い分でした。

でもあの図面を見る限り、盛土するように計画していたようにしか見えないんですけどね…。

計画はそうだったのかもしれませんが、着工合意の書類にはこの記載があるので、その通りに施工しなかった場合は契約違反になると思っています。

隣地の方への影響については、その点についてはこちらも少し理解が足りていなかったなと反省しています。

なんとなく住友林業さん側の考えが分かってきたので、私たちが一番気になっていた部分について聞いてみることにしました。

私たちが一番気になっていた部分は、

「盛土が建物から1mしかなされていない状態で引渡しをするつもりだったのかどうか」

という点です。

今回の件では、ここが私たちの中での一番の疑問点です。

今までの打ち合わせで、以下のことについて度々伝えてきました。

  • 金銭的に余裕がないので、すぐに外構工事はできない
  • 外構工事のスロープは、妻の祖母が車椅子でも家に来られるようにするという意味もある

以上2点の事情をしっかりと住友林業さん側が理解してくれていたのであれば、着工よりも前の段階で「このままでは不都合が起きてしまう」と気付くことが出来るはずです。

しじみ
しじみ

スロープにたどり着くまでに盛土の段差があったら本末転倒ですからね…!

そしてその問題に気付いたのであれば、その時点で施主側に懸念点を伝えたり、解決策を提案するのが正しい対応だと思います。

この点について住友林業さん側がどう考えているのか聞いてみることにしました。


しじみ
しじみ

隣地の方への影響については、こちらの理解が足りておらず申し訳ございません

しじみ
しじみ

現在の私たちの一番の疑問点は、
「盛土が建物から1mしかなされていない状態で引渡しをするつもりだったのか」
という点です

しじみ
しじみ

こちらの金銭面やスロープの事情を理解してくださっていたのであれば、
もっと早い段階で何か解決策を提案するのが普通ではないでしょうか?

しじみ
しじみ

この件に対しての住友林業さんのお考えをお聞かせ願います!

設計士さん
設計士さん

現状については、しじみ様のおっしゃるとおりだと思います

設計士さん
設計士さん

本件については、こちらの対応不足であったと思います。申し訳ございません

設計士さん
設計士さん

生産担当にもこの件について情報共有させていただき、
お引渡し後にご不便がかからないように工事させていただければと考えております


どうやら、私たちの事情までは考えてくれていなかったようです…。

「住友林業さんであれば、施主側の事情も説明したので既に理解してくれている」

と思っていたので、非常に残念な気持ちです。

これ以上住友林業さんを責め続けても話が進まないので、ここからは今後のことについて話をしました。

それは、駐車場部分の外構工事についてです。

今までは金銭面だけを考えて、外構工事は極力しない方向で考えていました。

ですが今回の盛土の件もあったので、改めて外構工事について考えてみました。

少し話は変わりますが、雨の日に現場を確認した時に地面が結構ぬかるんでいました。

その時に「この地面の上に駐車するのはちょっとどうなんだろう…」と思った時がありました。

そんなこともあり、

「後でまとまったお金を準備するよりも、住宅ローンに組み込んだ方がいいのでは?」

と思うようになってきました。

「この段階でお願いするのは申し訳ないな…」とは思いながらも「あとで後悔をしないほうがいい!」と思ったのでダメ元でお願いしてみました。


しじみ
しじみ

こちらも早い段階で気付いていれば、
ここまでの問題にならなかったのではと反省しております

しじみ
しじみ

今回の件がキッカケで、改めて外構工事について検討しました

しじみ
しじみ

以前からご提案いただいていた駐車場部分の土間コンクリートだけでも
外構工事をお願いした方がいいのではと考えております

しじみ
しじみ

今から追加で外構工事をお願いすることは可能でしょうか?

設計士さん
設計士さん

とんでもございません。
お任せいただいておきながら、ご案内不足となってしまい反省しております

設計士さん
設計士さん

今後のご生活を考慮した上で、外構工事のご提案をさせていただくことは可能です

設計士さん
設計士さん

本件については一度社内で打ち合わせ・検討をさせていただき、
外構工事はその後の打ち合わせでも構いませんでしょうか?


外構工事については、住友林業さんの社内協議後に打ち合わせをしていただけるようです。

この段階でトラブルが発生するとは思いもしませんでしたが、外構工事について改めて考えるキッカケにはなりました。

「外構工事について考える機会が生まれた」と前向きに捉えておきます。

しじみ
しじみ

住友林業さんの最終回答がどうなるのかは気になるところですね…

次回、工事開始9週目&ビッグコラム建てです!

今回は、盛土と設計GLのトラブルについて記事にしました。

「この段階でもトラブルは発生してしまうのか…」と正直ショックを受けています。

ですが、外構工事について改めて考えるキッカケにもなったので、そのあたりは前向きに考えていきたいと思います。

次回は、ビッグコラム建て後の工事9週目の様子についてお届けします!