今回は、木完立会いの様子について記事にしていきたいと思います!
前回の記事はこちらからどうぞ!
大工さんの工事も一通り終わったので、木完立会いをしました。
今回の木完立会いには、生産担当さんと設計士さんが現地まで足を運んでくださいました。
木完立会いとは何か、具体的に何をするのかについて詳しく解説していきます!
設計士さんが立会いに来てくれたのは、今回が初でした!
今回行った木完立会いについて、簡単に説明をします。
「木工事完了」のタイミングで行う立会いのことで、工事の進捗確認や作業に不備がないか確認をする
構造立会い時と同様に、木完立会いの時も自分で図面を持っていくのがオススメです。
図面を持っていれば、細かいところまで自分でチェックすることができます。
私たちの場合は
- 図面
- メジャー
- 施主支給品(壁掛けテレビ用の金具)
- ハンガー(WTC内のパイプ位置チェック用)
以上4点を持参しました。
結局メジャーは使いませんでした笑
早速、木完立会い…と思いきや、先に外構工事の現地確認を行うことになりました。
現地で確認をした内容は
- 駐車場計画の確認
- 土地境界部分の仕上げの確認
- 浄化槽位置と仕上げの確認
以上3点です。
一つずつ解説していきます!
前回の打ち合わせで西側の駐車場計画の内容を決めましたが、現地でも改めて内容の確認をしました。
前回の打ち合わせで決めた通り、
- 軒下のラインが土間コンクリートのラインに来るように合わせる
- 駐車場の土間コンクリートの勾配は3%で仕上げる
- 土間コンクリート~道路後退線までの残りの高さは現況GLにすり付ける
以上の内容で改めてお願いしました。
駐車場の断面図イメージはこんな感じです。
勾配はおおよそイメージ通りの傾斜でした!
次は、土地境界部分の仕上げについての確認です。
前回の打ち合わせで設計士さんに送った図面上では、かなり大雑把な書き方をしていました。
境界からどの範囲までを設計GLにするのかなど、明確には決めていませんでした。
現地で生産担当さんと設計士さんに相談しながら、それぞれの境界の仕上げについて決めました。
現地で決めた内容をまとめると
- 北側:境界から1m内側のラインから境界部分までを法面(のりめん)で仕上げ
- 南側:境界から1m内側のラインから境界部分までを法面で仕上げ
- 東側:設計GLの高さで仕上げ(擁壁の水抜き穴を塞がないように)
以上の仕上げでお願いしました。
北側と南側については、隣地と道路の高さが設計GLよりもそれぞれ約20cm低いため、出来るだけ影響が出にくい方法を選びました。
東側については、東側の隣地の方の擁壁があります。
盛土をすることは事前に隣地の方から許可をいただけているので、設計GLであるBM+250での仕上げでお願いしています。
ただし、擁壁にある水抜き穴を塞がないようにすることをお願いしました。
この水抜き穴を塞いでしまうと水抜き穴が機能しなくなるので、隣地の方に迷惑をかけてしまいます。
これだけは絶対に避けなければいけないので、この部分は特に注意しました。
また東側部分は洗濯物を干したり家庭菜園をする予定なので、平場を出来る限り広くできるようにお願いしました。
出来るだけ周囲に影響が出ないように考えました
外構工事の打ち合わせの中で、浄化槽の話が出ました。
打ち合わせ時に浄化槽の位置について話をしていなかったので、改めて浄化槽の位置を決めました。
最終的にはこんな感じになりました。
計画当初は、スロープのラインに浄化槽が少し被っていました。
なので、浄化槽の位置を極力北側に移動できるか相談しました。
するとどうやら、下水配管の関係上、移動できる位置には制限があるそうです。
浄化槽を北側へ移動できたとしても、トイレの配管ラインまでだそうです。
他の位置でも出来なくはないそうですが配管が少し複雑になるそうで、設計士さん的には推奨していないそうです。
また北側へ移動した場合の懸念点ですが、トイレの配管が詰まった場合です。
当初の位置であれば、トイレの配管が詰まった場合でも、お風呂場から水を流せばある程度対処が出来ます。
しかし浄化槽を移動してしまうと、トイレの配管だけが独立したような状態になってしまいます。
なので、詰まりを解消するのが少し難しくなるそうです。
ですが、配管のメンテナンスを定期的に行い、配管が詰まるような物を流さなければほとんど詰まることはないそうです。
スロープへのアクセスと下水の詰まりを天秤にかけた結果、やはり日々のスロープへのアクセスの方が重要だという話で落ち着きました。
最終的に浄化槽は北側のトイレの配管ラインまで移動することにしました。
少し悩みましたが、日々の使い勝手を重視しました
構造立会いの際は生産担当さんからの説明を受けながらの見学でしたが、今回は特に説明はありませんでした。
ここからは木完立会い時点でのわが家を順番に紹介していきたいと思います!
少しでも参考になれば幸いです!
まずは家の外観です。
前回の見学時には足場がありましたが、今回は足場が解体されてきこりんが昇天していました笑
足場にあったきこりんの垂れ幕が足場解体時になくなること
まずこちらが南側(玄関部分)です。
玄関が軒先から少し奥の位置にあるので、雨が降っていても問題がない玄関になっています。
LDKの窓は大きめの窓になっていて、光も十分入ります。
軒天には、シェードフックと物干し用の金具が設置済みです。
外構部分がまだ終わっていないので、表札やポスト、ウッドデッキや玄関スロープは未完成な状態です。
外観での一番のお気に入りポイントは軒天です!
続いて西側部分(駐車場側)です。
現状目立った部分はありませんが、ゆくゆくはエアコンの室外機などが設置される予定です。
またEV用コンセントも向かって右側に設置される予定です。
駐車場側なので、出来る限りシンプルにしています!
続いて北側部分です。
こちらも現状はあまり目立った部分はありませんが、今後はエコキュートやエアコンの室外機、立水栓などが設置される予定です。
エコキュートなど、目立つ物は極力北側に配置しています
最後に東側部分です。
こちら側は、今後洗濯物を干したり、家庭菜園などをやる予定です。
勝手口はキッチン部分にあり、洗濯導線にもなっています。
この勝手口があることにより、洗面脱衣室→LDK→勝手口で屋外に出られます。
洗濯物を取り込む時も同様に、屋外→LDK→洗面脱衣室→WTCと行けます。
勝手口ポーチの階段ですが、基本的には勝手口から南側へ行くことが多いと判断し、勝手口ポーチの南側部分のみ階段にしました。
ゴミ出しも勝手口から出せます!
ここからは家の中を見ていきます。
まずは玄関です。
玄関を入って左側には靴箱、玄関を上がって左に行くとトイレと書斎へのドア、右側にはLDKへの引き込み戸があります。
写真が暗いので少し分かりづらいですが、家の中で一番多く使われているメインのクロスが既に貼られていました。
少し白に近いグレー系のクロスです。
一番使われる面積が広いクロスなので、イメージ通りの色合いになるか不安でした。
ですが、想像していた通りの色合いで、正直かなりホッとしました。
そして天井部分には木目調のクロスが東西方向に貼られていました。
クロスの色合いがかなりいい感じで、イメージ通りの天井に仕上がりました。
そして、ここでふと気が付きました。
壁を見ても天井を見てもクロスの継ぎ目がほとんど分からないことに。
クロスの継ぎ目がほとんどわからないですね!凄いです!!
そうなんです!
内装屋さんがかなり綺麗にすべてのクロスを貼ってくださってます!
普通なら継ぎ目が多少は分かるのですが、
じっくり見ても分からないぐらいとても綺麗な仕上がりになっています!
今住んでいる賃貸とは大違いです…!
今はクロスがかなり悲惨なことになっているので…
ちなみに今住んでいる賃貸のクロスはこんな感じになってます。
実は物件見学の時からこんな感じで、
「修繕してから住めるのかな?」
と思っていたらそのまま引渡しされました。
修繕してもらうのも面倒だったので、結局今もそのまま住み続けてます。
木の収縮の関係でクロスが多少離れたり等はあるみたいですが、その点を考慮したとしても、今住んでいる賃貸があまりにも酷すぎるなと改めて感じました。
内装屋さんの職人技に感動です…!!
こちらが玄関横にあるトイレAです。
天井まであるハイウォール建具がカッコいいです。
トイレの中には壁紙が貼られていたのですが、あまりにも暗すぎて綺麗に撮影出来ないため、写真撮影は断念。
クロス自体はトイレBと全く同じなので、トイレBを見ていただけるとありがたいです。
上手く撮れず、非常に残念です…
こちらが家の中で一番こだわったLDKです。
前回設置されていなかった、キッチンとカップボードが設置されていました。
わが家のキッチンはLIXILのリシェルSIを採用しており、カップボードも同じくLIXILのものです。
グレーズグレーという色に一目惚れして、こちらのキッチンにしました。
現状は養生されているため、見た目が確認できないのが少し残念です。
ここは、次回のお楽しみということにしておきましょう…!!
こちらが、エコカラットが貼り付けられる予定の壁です!
一部だけクロスが貼られていますが、これは壁掛けテレビ設置予定の部分です。
実は、テレビの壁掛け金具って、エコカラットが割れてしまうので、
エコカラットには取り付けられないんですよね。
なので、この部分だけはクロスです。
壁掛け金具は「EEX-TVKA016」を購入しました。
この壁掛け金具ですが、壁面との間に隙間がほとんど出来ず配線がやりづらかったのでオススメしません。
もし購入するのであれば、少し値段が高くてもアームで位置調整が出来るタイプをオススメします。
この壁掛け金具にした理由ですが、現在のテレビと今後買う予定のテレビ、
両方で使用できる物を選んだからです。
現在使っているテレビが40インチで、今後買う予定のテレビが55インチです。
なので、どちらのテレビサイズにも対応している壁掛け金具を選びました。
パントリーには、可動棚の金具とロールスクリーンがありました。
本当はロールスクリーンがどんな感じなのか確認したかったのですが、こちらもビニールが被せてあったので確認できず。
また可動棚は、後日取り付けられるようです。
続いては、水槽スペースです。
水槽台は既製品を置く予定なので、現状は何もない状態です。
水槽台の床部分が養生されていて見えませんが、この部分はウォルナット柄のフロアタイルになっています。
また見切りには、ステンレス見切りを採用しています。
そしてキッチン横のニッチ部分にも、メインクロスが貼られていました。
あとはインターホン等の機器を取り付けるだけの状態です。
続いては天井です。
かなりこだわった折り下げ天井部分ですが、かなりいい感じに仕上がっていました!
パッと見た感じは本物の木っぽい見た目ですし、安っぽい感じにも見えなくていい感じです。
実際触ってみたところ、ちゃんと凹凸もありました!
その他の天井部分には、照明取り付け位置に穴が開いていました。
キッチンの真上にはペンダントライト、それ以外は全てダウンライトが施工される予定です。
キッチン用のペンダントライトがどんな感じになるか楽しみです!
洗面脱衣室にも同様にメインのクロスが貼られていました。
スイッチや洗面台の電気関係、洗濯機の水栓部分には穴が空いていました。
洗面台横の壁は、クロスではなくアイカ工業のメラミン不燃化粧板を採用しています。
洗面台は水はねが多い部分なので、湿気や汚れに強いメラミン不燃化粧板がオススメです。
あとは洗面化粧台の設置が楽しみです!
先ほどトイレAで紹介出来なかったトイレのクロスがこちらです。
トイレに入って向かい側の壁をアクセントクロスにしたのですが、照明がない状態だとイマイチ違いが分からず…。
照明があれば違いが分かるのかもしれませんが、現状では、ほぼ差がないクロスになっています。
クロスの選択をミスったかもしれません…。
イメージと違うかもしれないです…
WTCの天井を見てみると、天井のクロスと天井点検口が完成していました。
天井のクロスはいい感じだったのですが、気になったのが天井点検口です。
この天井点検口ですが、打ち合わせで色を指定した記憶がありませんでした。
これについて設計士さんに確認をすると、
ご指摘のあった天井点検口ですが、一般流通品を使えば他の色もございます
ですが一般流通品の場合だと、当社の天井の構成と一致しずらくなります
一般流通品の採用も可能ですが、隙間風や気密等への影響も考えると、
変更をしない方が良いと思います
そうなんですね…
せめて、目立たないようにする方法は何かありませんか?
お客様の中には、天井点検口の縁部分に
マスキングテープを貼られている方はいらっしゃいます
ただし、今回は天井のクロスが木目調のため、
色ムラ等は目立ってしまう可能性があります
なるほど…
もし天井点検口の縁に自分たちで塗装をした場合は、
保証に影響があったりするのでしょうか?
塗装が原因で問題が起こらない限りは、
保証に影響はないと思います
仮に塗装剤がクロスに付いてクロスの貼り替えが必要となった場合は、
別途費用がかかる可能性がございます
別の部材にすると、家の性能が下がってしまうようです。
家の性能を下げてまでやるべきことではないと思ったので、天井点検口はこのままにしておくことになりました。
住み始めてからも見た目が気になるようであれば、マスキングテープか塗装で対応しようと思います。
また前回の見学で気になっていたハンガーパイプの位置ですが、実際にハンガーに服を掛けてみたところ服の袖が通路側へはみ出てしまいました。
ですが、壁側の服の袖もかなりギリギリの位置だったので、壁側に移動するのは難しそうです。
なので、こちらもこのままの位置になりました。
天井点検口はやっぱり気になっちゃいますね…
寝室にもクロスが貼られ、吊り押入れの底板と棚板が設置されていました。
寝室に選んだアクセントクロスですが、このクロスがイメージ通りに仕上がるかずっと不安でした。
以前設計士さんに作ってもらったCG上では、なんとなくピンクがかった色合いになっていました。
「あくまでCGなので大丈夫なはず…」
とは思っていたものの、あまりにもサンプルと色合いが違いすぎていました。
そんなこともありかなり心配していたクロスでしたが、想像通りの色合いになっており安心しました。
吊り押入れは底板と棚板が完成して、クロスも貼り付けられていました。
吊り押入れ下の床部分は、突板が貼られていました。
畳は最後に敷き込まれるようなので、畳が見られるのは竣工立会いの時かなと思います。
また吊り押入れの中には、クロスの余りが置かれていました。
このクロスの余りについては、設計士さんから説明があり、
貼り終えた残りのクロスをこちらに置いております
今後クロスの補修等でこちらを使用する可能性があるので、
保存をお願いします
クロスがない場合は別途クロスを買う費用が必要になるので、
ご注意ください
なるほどですね!大切に保管しておきます!
今後の補修等で使う可能性があるみたいですね。
ただ、置き場に困るなというのが正直な気持ちです。
また保管時は縦置きにしないと、クロスに折り目がついたりするそうです。
なので、保管方法には少し注意が必要です。
クロスの余りをどこに収納するか悩みますね…
妻の書斎である書斎Aには、壁面本棚横の壁にクロスが貼られていました。
こちらのクロスには、本棚と同系色であるウォルナット系のクロスを採用しました。
何故このクロスをこの色合いにしたかというと、視覚的な圧迫感を軽減させたかったからです。
下の画像のようにクロスと本棚の色合いが違いすぎると、どうしても壁面本棚の主張が強くなってしまいます。
本棚の主張を少しでもなくすために、本棚横のクロスはウォルナットのクロスにしました。
壁面本棚と全く同じ色合いにすることは出来ませんでしたが、少しは本棚の主張が抑えられたと思います。
これで圧迫感が軽減されたと思います!
しじみの書斎である書斎Bには、アクセントクロスが貼られていました。
このクロスは、しじみのセンスで選んだクロスなので、妻の趣味やセンスは一切介入していません。
なので、他の部屋のクロスと比べると若干雰囲気が違う感じもしますが、しじみ的にはかなり満足しています笑
個人的には大満足のアクセントクロスです!
今回は、木完立会い当日の様子について記事にしました。
全体を通して感じたのが、クロスによって部屋の印象が変わるということです。
以前まではクロスを貼る前の状態だったので、かなり殺風景な状態でした。
ですが、今回クロスが貼られたことにより、自分たちの思い描いていた空間へと一気に様変わりしました。
やっぱりクロス選びって大事なんだなと改めて感じた瞬間でした。
その他の部分も私たち夫婦がイメージした通りの仕上がりになり、非常に満足しています。
家の完成までもう少しという所まで、かなり近付いてきたなと感じました。
完成までもう少しかかりますが、無事に完成することを祈っておきます。
次回は、住友林業提携の住宅ローン会社との金消契約の打ち合わせについてお届けします!