今回は以前の記事でお話しした、
トラブルについての打ち合わせ内容について記事にしていきたいと思います。
構造立会い前日に打ち合わせを行いました
前回の記事はこちらからどうぞ!
構造立会い前日でしたが、現状の問題を解決するためにZoomで打ち合わせを行いました。
今回の打ち合わせに同席したのは
- しじみ夫婦
- しじみ父
- 営業さん
- 設計士さん
- 生産担当さん
- 外構担当さん
以上7名での打ち合わせとなりました。
責任者の方は都合が合わず、今回は同席していただけませんでした…
今回の打ち合わせからは父も同席したので、
今回のトラブル発生の経緯について改めて設計士さんから説明をしていただきました。
トラブル発生の経緯についての要点を時系列順にまとめるとこんな感じです。
土地全体のGLがBM+250で仕上がるはずなのに、
なぜか建物の周囲1mのみにしか盛土がされていなかった。
不審に思い、生産担当さんに連絡。返ってきた回答が
「原則大規模な外構工事をしない場合は、周囲1mにしか盛土をしないようになっている」
「建物の周囲1mだけしか盛土されない」という話は、今まで一度も聞いていない。
設計段階、外構打ち合わせ段階で事前説明があって然るべき!
盛土の件については隣地への影響の際に説明できた認識でいた。
しかし議事録等の書面には記載をしていないので、
言った言わないの水掛け論になってしまう。
後日着工合意の図面を確認すると、
配置図にある土地の断面にも敷地全体が盛土される記載があったため再度連絡。
着工合意の図面にある断面図にも敷地全体が盛土される記載があった。
そもそも設計GLがBM+250なら、
造成で土地全体がその高さになるのが普通ではないのか?
図面は住友林業側のミスだが、設計当初から盛土の計画はなかった
ここまでの約2週間はメッセージでのやり取りだったが、
話が進みそうになかったので打ち合わせを提案。
次回打ち合わせまでに
しじみ様ご夫婦に寄り添ったご提案ができるように社内で検討させていただく
盛土の範囲を現状から1m増やす案はどうか?
住友林業さん側のミスなのに、こちらが妥協しなければならないような提案内容になっている。
その提案は受け入れられない
提案が受け入れられないため、1回目の打ち合わせ終了。
打ち合わせ直後、父にこの件を報告。
父も同様に納得がいかなかったので、次回打ち合わせに参加することになった。
父から隣地の方に境界部分の事前説明をしておくべきだとアドバイスをもらう。
次回打ち合わせ(約1週間後)までに、事前説明と工事の了承を得られるように営業さんに依頼。
1回目の打ち合わせから約1週間後、現在に至る。
以上がおおまかな流れです。
経緯の詳細が気になる方は、こちらからどうぞ!
今回の打ち合わせは、トラブル発生から約1ヶ月後の時点です…
設計士さんからのこれまでの経緯についての説明が終わったところで、父から何点か質問がありました。
- このトラブルについて、住友林業さんがどのような対応をしてくれるのか
- 打ち合わせまでに隣地の方への事前説明と隣地の方からの了承を
得られるように営業さんにお願いしたが、その件はどうなっているのか
以上2点については、しじみ夫婦も特に気になっていたポイントでした。
その後にしじみ夫婦から1点だけ質問をしました。
- 着工合意の書類を見た上で署名捺印をしているので、着工合意の図面が正ではないか
父としじみ夫婦の質問にそれぞれ回答していただきました。
それぞれの質問と回答の詳細を書いていきます
このトラブル、正直こちら側に非があるとは思っていません。
実際、盛土の施工範囲についての説明は一度もありませんでしたし、
図面上でもBM+250の高さが記載されていました。
なのでこちら側としては、
住友林業さんに対応していただくのが普通の流れではないかと考えています。
そう思っていたこともあり、この質問に対する回答がとても気になっていました。
この件については、設計士さんから父へ質問がありました。
前回の打ち合わせの際にしじみ様ご夫婦には、
追加で1mの範囲を盛土するという提案をさせていただいております
この提案について、お父様はどう思われますでしょうか?
え?それってつまり、今後も対応内容を変えるつもりがないってこと…?
今後の対応を変えるつもりなのであれば、ここで新たな提案をしますよね?
「次回打ち合わせまでに、しじみ様ご夫婦に寄り添ったご提案ができるように社内で検討する」
とは一体なんだったんでしょう…?
打ち合わせまでに約1週間の時間があったにも関わらず、
前回と全く同じ回答が来るとは思っていませんでした。
この瞬間、私達の家づくりが蔑ろ(ないがしろ)にされているように感じ、とても傷付きました。
正直、あきれて声が出ませんでした。
父もこの回答には思わず失笑していました。
どう思うって言われても…(失笑)
図面通りにやってもらわないと困るんですけど…
図面のミスに関しては申し訳ございません
しかし、設計段階で盛土の計画はなかったので…
いや、謝って欲しいから言っているわけじゃなくって…
父もこのあたりで話が進まないと判断したのか、関西人特有のマシンガントークが炸裂しました。
父の設計歴約40年の知識や経験をフル動員して、設計士さんに話をしてくれました。
ここからは予想以上に父の話が長くなったので要点だけまとめると
- 設計GLがBM+250なら、BM+250で土地を造成するのが一般的
- 現状のような周囲1mだけしか盛土をしない状態で引き渡すなんて、通常はありえないこと
- そんな現場は今まで見たことがないし、そんな状態で引き渡されている住宅も見たことがない
- 図面が設計の基本であるから、図面が全て。
今までの経緯はあると思うが、施工する人が見るのは図面である - 図面がこうなっている以上、図面の通り施工するのが当然だと思う
- 図面のミスは確かにあったのかもしれないが、
それは住友林業さん側でのミスでこちら側のミスではない
以上が父の意見です。
個人的にはド正論だと思っていますし、私達夫婦も同意見です。
父の話が終わった後、外構担当さんから少しだけ話がありました。
お父様、一応お伝えしておきたいのですが、
外構工事の件については事前に一通りしじみ様ご夫婦へ説明をしております
一通り説明をした上で、しじみ様ご夫婦には同意をいただいております
と父に話をしていました。
いやいやいや、待て待て、と。
え?外構の件について一通り説明済み???
いや、今回の盛土についての話は一切聞いてませんが…。
というか、まともな外構工事の打ち合わせなんて、
こちらから提案しなければ一度もありませんでしたけどね。
設計士さんが「今日は少し時間がありますので、外構担当も簡単にご紹介しますね」と言ったときに、
15分もかからないぐらいの簡単な外構工事の打ち合わせしかしてません。
しかもその打ち合わせ内容のまま、勝手に外構工事の話を進めようとしていました。
これに対しての住友林業さん側の言い分としては
「設計士が代理でヒアリングを行っていたので、この内容で問題ないと判断した」
とのこと。
確かに設計士さんに外構について、たまに聞かれてはいました。
ですが、仮決定のつもりで話をしていたので、
まさかその内容で進めるとは思ってもいませんでした。
そもそもの話になりますが、普通は簡単な打ち合わせだけで終わらせますか?
じゃあ外構担当さんって何のためにいるんでしょうか?
話が少し変わりますが、この件以外にもちょっとしたトラブルはありました。
こちらからお願いした打ち合わせの中で、ウッドデッキのサンプル手配をお願いしました。
打ち合わせから1週間ほどで届くと言っていたのに、
それから1ヶ月間何の音沙汰もありませんでした。
「おかしいな」と思い連絡をしてみると、手配ミスでした。
たくさんのことを一度にお願いしたわけでもないのに、なぜ抜けていたのか。
今までのたくさんの不満が一気に頭の中を駆け巡り、さすがに怒りが爆発しそうでした。
この時点で言っておかないと父にも誤解を招きかねないと思ったので、
出来る限り感情を抑えながら話をしました。
外構担当さんは外構工事の事前説明をしたと仰っていましたが、
盛土の件については何も聞いていません!
そもそもですが、打ち合わせはこちらから言わなければ、
一度しかしないつもりでしたよね?
しかも、唯一行った打ち合わせも外構担当さんの紹介のついでに
軽く15分ほど打ち合わせを行っただけですよね?
「事前に全て説明済みで、その上で同意をいただいている」
と外構担当さんが仰ったようにこちらには聞こえました。
その点については認識が違うと思ったので、発言させていただきました
…
自分的には感情を抑えたつもりでしたが、
後で妻から聞くと怒っているように話してしまっていたようです。
そのせいもあったのか、この発言については特に返答はありませんでした。
せめて何かしら発言はして欲しかったですが、
この時外構担当さんがどう考えていたのかは未だに謎です…。
普段怒ることがないので、コントロールが難しい…
設計GLが隣地の方の土地との高さに大きく差がなければ、
トラブルも起きにくいとは思います。
しかし私達の場合、20cm近く現況の地盤と高さが変わるので、
雨が降ったりすると、土などが隣地へ流れる可能性が高いです。
これが原因でトラブルが発生すると、今後の生活にも支障が出てきます。
このトラブルを未然に防ぐため、父は営業さんに
隣地の方への事前説明と隣地の方からの了承を得てもらえるようお願いしていました。
しかし、打ち合わせ当日まで待っても一向に営業さんからは連絡が来ず。
進捗状況が全く分からなかったので、打ち合わせの際に営業さんに確認しました。
この質問に対して、営業さんから回答がありました。
外構工事の詳細が決まっていない状態でしたので、まだお話はしておりません
え、話してないの…?
じゃあこの打ち合わせで外構の詳細を決められないのでは…?
父がなぜ事前にこのことをお願いしていたかというと
- この打ち合わせで内容を決めても、
隣地の方の返答次第では決めた内容通りに施工出来ない場合もある
そうなると、打ち合わせが振り出しに戻る可能性がある - 隣地の方が今後境界部分にフェンス等をする予定があった場合は、
こちらで対応しなくても済む場合もある - 隣地の方から事前に了承が得られれば、トラブルも起きにくくなる
以上の考えがあったからです。
この件については私も父から直接話を聞いて納得しましたし、
営業さんにも父が直接電話で話をしていました。
なんなら念押しで、しじみからも再度営業さんにLINEで再度お願いをしていました。
当然、営業さんも内容に納得した上で父からの話を聞いていると思っていました。
にも関わらず。
なぜ何も対応してくれていないのでしょう…?
トラブルが起きたら困るのは、住友林業さんも同じだと思うんですけどね。
文面でお願いするのではなく、直接電話で話をしているのに、
なぜこちらの意図が伝わらないのでしょう…分かりません…。
以前起きた営業さんとのトラブルの件もそうですが、
どうにもこちらの意図が上手く伝わらないことが多いように感じます。
これには父もかなり呆れていました。
私も官公庁さんや民間の企業さんと仕事をしたりしていますけど、
事前に話を通しておくのは普通だと思いますけどね
そうしないと、後々トラブルになりかねませんから…
お恥ずかしい話ですが、私自身設計をしていく上で、
その視点は今までありませんでした
勉強になりました、ありがとうございました
なんかもう呆れを通り越して、私達は言葉を失いました。
「なんでも勝手にやっちゃってもいいだろう」という考えだったのでしょうか…?
設計歴約40年の父恐るべしですが、
お客さん側からここまで指摘されるのはいかがなものかとは個人的には思いました…。
果たして今後の対応がどうなるのか…
着工合意の書類に挟まれている図面は、契約書の一部です。
当然ですが、契約内容に違反した施工をすれば契約違反です。
設計士さんが仰るように、設計当初は盛土の計画がなかったのかもしれません。
でも私達の中では、設計GLの高さまで土地が造成されると思っていました。
この点については双方の認識が食い違っているので、どちらが正しいかは分かりません。
ですが、契約書の図面では明らかに設計GLの高さまで土地が造成されています。
この図面を見れば、誰がどう見ても「設計GLの高さまで盛土をする」と考えると思います。
この図面が契約内容に含まれている限り、
「設計通りの施工をしなければ契約違反」だと私達は考えています。
にも関わらず、住友林業さんは盛土の範囲を+1m追加するという提案をしてきました。
この提案は、私達からすると
「住友林業さん側は自分達の非を認めず、折衷案で自分達の被害を最小限に食い止めようとしている」
と感じました。
住友林業さん側が図面の内容を重視していないことが疑問だったので、質問してみることにしました。
設計段階では盛土の予定がなかったのかもしれませんが、
書面で残っていない以上、それは言った言わないになると思います
私達は着工合意書の内容を確認した上で、実印を押して契約しています
着工合意書の中にこの図面が含まれている以上、
この通りに施工するのが正ではないのでしょうか?
それは…そうですね…
仰るとおりだと思います
何度も書面に記載されていると言っていたのに、
なぜここまで納得してくれなかったのか、謎です…。
住友林業さん…これ以上私達を失望させないでください…
最後に今後の住友林業さんの対応についてのお話がありました。
住友林業さんからの話の内容をまとめると
- 隣地の方への事前説明については、翌日からすぐに対応し経過報告をする
- 盛土の件の対応については、詳細が決まり次第連絡をする
とのことでした。
とりあえず隣地の方への事前説明を早くしていただきたいです…
今回は、設計GLと盛土のトラブルについて進展があったので、記事にしました。
こちらが望んでいた回答とは全く違う回答が来たので、正直唖然としました。
というか、住友林業さんからの回答は1回目の打ち合わせから何も変わっていませんでした。
「しじみ様ご夫婦に寄り添ったご提案ができるように社内で検討する」とは何だったのでしょうか。
約1週間の期間があったにも関わらず、回答内容が全く変わらない。
1週間社内で検討してくださった結果が本当にこれなのでしょうか…?
住友林業さんの考えていることがさっぱり分かりませんでした。
今後は隣地の方への連絡を取ってくださるようなので、話がスムーズに進むように祈っておきます。
次回は、工事開始11週目&構造立会いについて記事にしていきたいと思います。